2008年4月19日土曜日

おじいさんはすごい

最近のお年よりはすごいよ。
ワタシよりPC用語使えるの。
で、IT用語っぽいの駆使しようとして意味繋がんないのよね。

「自分の、独自ドメインなんだけど、申し込みしようとしたけど
入力がうまくいかないもんだね~、みんな先につかわれちゃってるの、アットマーク
の前のドメイン。」

「お客様、ドメインは@の右側の部分。。。。でございますが、、、、」

そもそも独自ドメイン持とうとする人間が入力うまく行かないとかって(笑)

話し好きなそのおじいちゃんは
「いや、最近ねホームページを作って公開はじめたの、
で、自分だけのドメイン?あれ、年間単位でもうしこめるでしょ、でね、
知り合いに公開してるんだけど、その知り合いが最近パソコン始めたばかりでね、
わたしがインターネットの設定を頼まれたんだけど、自分のはうまくいったけど
その人の家の環境がね、あれ、ひかりってさ早いじゃない。でね、」

結論がない会話の応酬。しかたないから「はい、ええ、さようでございますか」
受け答えも楽じゃないわけ。どんだけ~って感じ。

きっと時間に余裕があるし、暇だし、PC教室に通うほどスキルがないわけじゃないし、
うちに電話してオペレーターとPC談義したかったのかな。。。。

1時間経過したとこでリーダーが気付いてモニ始めたけど
巻けと言われても相手次第だしさ。
わたしは苦じゃなかったからだらだら1時間半お付き合いしてみた。

彼の希望は結局、メーラーの操作方法とプリンタの接続設定。
思い切りサポ外だから丁重にお断りしたわ。
だってうちのコルセン、携帯の窓口だし(笑)

2008年4月10日木曜日

春はお引越し祭り

あのさー、引っ越すんなら新しい住所わかってからにしよーよ。
「移転決まったんで、回線もうつしたいんだけど。」
わかるよーその気持ち。
でも移す先がわかんねえならわたしはどうすることも出来ないっす。

もいっこのバイト先では。
「いきなり停めてどうすんだよー(怒)1、2ヶ月支払い遅れただけどろーがっ!」
「一億の仕事がパァーだぞ!このやろう!どうしてくれるんだ、訴えるからな!」

あのーね、一億の仕事する男が、数千円の支払いできなくてどうすんだよっちゅうの(笑)
どうぞ、お国に訴えて下さいな。わたしは痛くも痒くもないっす。
移転先知らせずに数千円踏み倒そうとしたのはあんたでしょ?

そうそう、同僚が面白い事してクビになった。
お客様が怒鳴り始めたから、こっちから無言で電話切ったんだって(爆)
すげー!あんたはグレートだよっ♪
コルセンのヒーロー誕生!
でも明日から居ないんだな、お寂しい限りでございます。。。。。

2008年3月17日月曜日

まにあナお客様

わたし:「お電話ありが・・・」
お客様:「えーっと、090-○○○○-○○○○、埼玉の○○ですけど、あのねー昨日から使えないのよ」
わたし:「ご利用に・・・」
お客様:「そそ、昨日からなのー、そんでねー、今の連絡先の電話番号なんだけどーわかるー?」
わたし:「○○様、恐れ入りますが、私共にご登録のCRがご利用頂けないのでしょうか?」
お客様:「それはわかんなーい、使えないのは家の電話でねー」
わたし:「・・・・・・」
お客様:「あーオタク、電話のことわかんない?あーそー、どこかけたらいいの?」

フリーダイヤルをいいことに携帯から番号案内代わりにご利用くださる”まにあ”系の典型です。
このような方が一番困ります。
案内すればまたかけてくるだろうし、断れば微妙なクレーマーになるし。
そんな時わたしは大人スキルで対応します。

「私でお役に立てるかわかりませんが、調べてみますのでお待ち下さい」

短い保留10秒。。。。

「○○様、大変申し訳ございません、生憎、○○さん(企業名)の電話番号をお調べすることが
できませんでした。お役に立てず申し訳ございません」

お客様:「ブチン!ツーツーツー」

これでも一通話になるのでわたしの効率に反映するのよ。

2008年3月16日日曜日

コルセンいろは

さあ、つまんない一日の始まり。
いつもの電車でいつもの場所へ。
同僚との挨拶、着台前の儀式。
イケてないブリーフィング、イケてないメンツの唱和。
ヘッドセットつけてスタンバイOK。
let's go いざ言葉の応酬の世界へ。。。。。

わたし、オペラー暦6年。数々のコールセンターを転々と。
この世界、一度浸かるとなかなか抜け出せない。
なにより時給がいい。
ファーストフード店のアルバイトに比べて1.5倍の時給。
ヘタしたら二倍以上。

わたしもそんな時給に惹かれてこの世界に脚を踏み入れた。
それまでの事務職ではせいぜい時給700円。
いきなり1000円くれるし求人は多いし気軽に始めてしまった。

究極のアウトソーシング。センター丸ごと受注した企業が運営する。
クライアントからもらうお金で、自社が採用した人員で、いかに利益をだすかが勝負。
ソフト作成でチーム作業とは色合いが違い、同じアウトソーシングでも
巨大プロジェクトを運営することができる面白い世界だ。
たぶん。。。。運営のチームに携わったら、の話だけど。

雇用されたらまず、研修。電話で案内する知識の注入。
机上で概要覚えたらロールプレイイングして、先輩にマンツーマンで付いてもらい
本番の受電。
お客さんの言ってることなんてぜーんぜんわからないまま、
隣で先輩が示す資料や、独特のトークスクリプトを耳元でささやいてもらいながら
客→自分→先輩→自分→客の3Pでのバトル。
数回繰り返したらいざリリース。

どこのコルセンも育成に金はかけない。
通常一人のオペレーターを1ヶ月かけて育成し、その人間が三ヶ月以内に辞めると赤字らしい。
一人を育てるのに概算だけど、一度に20名採用したとして、
オペレーターへの支払い:時給900×8時間×20日間=144,000円
トレーナーへの支払い:時給1、200×8時間×20日間=192,000円÷20人≒9,600円×トレーナー3名
その他、オブザーブした人間の時給とか、資料作成の費用、面接の費用、場所確保とか
わたしはあまり詳しくはないのでこの数字も怪しいかもしれないけど。
様々考えると、ともかく辞めないで長く続けてくれる事を念頭に採用しちゃうものらしい。
いかに安く新人育成するか、そして長期間勤めるかが『鍵』らしい。

なので、長く勤めたいんです、条件が理想通りなんです、電話の仕事大好きです。
勤怠には自信あります。コミュニケーションに自信があります、で即採用になる。
で、いざ業務開始となりみんな病んでいく。
そこには特有の退廃的なムードと、目標の定めずらさがあるんだけどね。